まえがき
本記事では、Smart Construction Rover固定局設置点の座標を計測(無線機)について解説いたします。
使用する現場でGNSS基準局を設置する場所の座標値が無い場合などに利用されます。
使用する基準局のGNSS受信機をローバーモードで座標値計測を行い、その取得した座標値(緯度/経度/楕円体高)を基準局座標値としてセットアップを行います。
手順および解説
通信エリア外で基準局の座標値をNtripでは計測できない場合、基準点に設置したGNSS受信機の単独測位値(SGPS・実際の座標とは数m誤差)で取得した座標値(緯度/経度/楕円体高)を基準局座標値としてセットアップを行います。
※ローカライゼーションを行うことが前提です。
単独測位値で取得した座標値を基準局座標にしてローカライゼーションを行えば相対的な座標値となるので問題はありません。
基準局を設置(固定)してから計測を行います。
この設置(固定)した基準局を使用してローカライゼーションを行った場合、基本的に設置後に基準局の再設置などを行うことはできません。(常時固定が前提です)簡易計測で計測するのは計測設置時のアンテナ位相中心高さの楕円体高です。 もし、同じ場所で基準局の再設置(アンテナ設置高さが変わる場合)を行う必要があるのであれば、高さの相関関係で使用毎に楕円体高さの入力を行わなければ高さのズレが生じます。この相関関係を理解した上で再設置時の高さを入力するのであれば自己責任で再設置を行うことは可能です。
下記、記事の手順どおりに実施してください
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。